整形外科開設のお知らせ

野上病院では2020年4月から整形外科常勤医が診療を開始します。

運動器に対する診療

整形外科では「運動器」の痛みや動きの悪さに対して診察・治療をします。

「運動器」とは脳や胸腹部の臓器、大血管以外の部分のことで、骨や関節、筋肉、腱、靭帯などを指します。さらに整形外科には脊髄や末梢神経の疾患も含まれます。

多くの人が抱える腰痛や膝痛、肩痛、骨粗鬆症などが対象です。

整形外科では「痛みをとる」だけではなく、「機能の回復」を目指した治療を行います。

動きが悪くなった筋肉や関節をリハビリで動かしたり、変形した関節に骨切り手術や人工関節手術をしたりします。

変形性膝関節症
骨粗鬆症の椎体

診療体制

運動器疾患に対して、診察・診断を行い、リハビリテーションや内服治療、注射、手術など様々な方法で治療を行います。

「昔からもってる不調だから」「老化だから仕方ない」といったものの中に、整形外科で「機能回復」を目指せるものがないか、患者さんと共に追求していきます。

整形外科は脊椎・肩・肘・手・股関節・膝・足・末梢神経などさらに細かい専門分野に分けられます。野上病院整形外科では「足・足関節」「スポーツ障害・外傷」の専門診療を受けていただくことが可能です。

足の外科外来

重度外反母趾
重度外反母趾
足関節外側靭帯損傷(ねんざ)
ねんざを機に発症した腓骨筋腱脱臼

外反母趾や変形性足関節症といった変性疾患に対する積極的な保存療法や手術療法を行います。変形が高度になり、痛みを伴う状態には手術療法が有効な場合があります。ご高齢の方では足部の痛みが原因で活動性が低下し、体力が落ちてしまう可能性があります。

スポーツ選手に多い足関節捻挫には、的確な診断とそれに合わせた治療選択が必要です。ギプスやサポーターなどの保存療法が行われますが、経過によっては(捻挫が癖になるなど)足関節の靭帯損傷に対する手術などが行われることもあります。

スポーツ整形外来

スポーツ整形外来では、プロスポーツ選手から部活動選手、一般のスポーツ愛好家まで、様々な目的でスポーツを楽しむ
皆様を医学的にサポートします。

スポーツ外傷・障害の診療ではそれぞれの競技特性や目標などによって治療・対応方法が異なります。スポーツ診療経験の豊富なドクターが治療方針を選手と共に考えていきます。

整形外科担当医師

「田中健太医学博士」。外来担当医表の診療医師でご確認いただけます。